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サマーボランティア「世界へのパスポート2026」開催レポート

2026-08-26
サマーボランティア「世界へのパスポート2026」開催レポート

2026年8月21日(金)、パナリット株式会社、株式会社サンゲツ、LUCA ジャパン株式会社の3社主催、特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむの協力のもと、東京都千代田区・日比谷パークフロントにて、ひとり親家庭の小学生と保護者を対象とした文化交流イベント「世界へのパスポート2026」を開催しました。

イベントの様子

イベント開催の背景

「世界へのパスポート」は、食や文化を通じて世界を身近に感じてもらうことを目的とした、1日限定の企画です。

NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむのアドバイザーを務める薄井シンシア氏によると、ひとり親家庭の子どもたちにとって、夏休みは必ずしも楽しい時間とは限りません。十分な食事や冷房環境、そして「夏休みらしい体験」が不足してしまうこともあります。

「夏休みなんてなければいいのに」。

そんな声をきっかけに、たった一日でも、子どもたちにいつもとは違う夏の体験を届けたい。そんな思いから、昨年「世界へのパスポート」をスタートしました。

多国籍なチームを持つ企業だからこそ届けられる、「教科書では学べない世界との出会い」。食や文化を通じて世界を身近に感じ、「もっと知りたい」「いつか行ってみたい」と思うきっかけをつくることが、このイベントの目的です。

2回目となる今年は、株式会社サンゲツの協力で会場を広げ、LUCA ジャパン株式会社が新たに主催企業として加わりました。昨年の約20組から規模も広がり、今年は約40組のご家族を迎えることができました。

会場内の様子

パスポートを手に、世界旅行へ

イベントは、参加されたご家族とスタッフがテーブルを囲み、ウェルカムランチとしてピザを味わいながら交流する時間からスタートしました。

ランチの後は、子どもたちがイベント専用の「パスポート」を手に、会場内のブースを巡る“世界旅行”へ出発。

今年は、アメリカ、ベトナム、パキスタン、インド、アルゼンチン、台湾、オーストラリアの7カ国が登場。昨年から新たに台湾とオーストラリアが加わりました。

各国のブースでは、文化紹介や現地のお菓子の試食、クイズやゲームなどを実施。子どもたちはスタッフとの会話を楽しみながら各国を巡り、パスポートに入出国スタンプを集めました。

初めての場所や大人数で過ごすことに緊張し、最初は少し不安そうな様子だった子どももいました。そんな中、スタッフに話しかけてもらったことをきっかけに「このブースには行きたい」と気持ちが変わり、ゲーム形式のアクティビティを楽しみながら、次のブースにも「行きたい!」と積極的に参加する姿も見られました。

また、株式会社サンゲツが担当した「AI写真ブース」では、子どもたちが選んだ国の伝統衣装を着て、その国を代表する景色と合成した記念写真を撮影。海外旅行をしているような写真を、お土産として持ち帰りました。

ブース体験の様子

「楽しかった」で終わらない。帰宅後に広がる好奇心

今回のイベントでは、当日の体験だけでなく、帰宅後の子どもたちの行動にも変化が見られました。

イベント終了後のアンケートでは、世界地図を開いて国の場所を調べたり、もらったお菓子をGoogle翻訳で調べたり、「いつかその国に行ってみたい」と話したりする様子が寄せられました。

イベントで知った国について、家に帰ってからさらに調べてみる。

そこで生まれた「もっと知りたい」が、次の興味や会話につながっていました。

ご参加いただいた皆さまの声

イベント終了後、ご参加いただいたご家族から多くのコメントをいただきました。その一部をご紹介します。

「各国の方達が毎回真剣に子供達にガイドして下さっていて感動しました。みなさん笑顔で迎えて頂いて、子供も楽しそうでした。お土産やピザもありがとうございました。」
「主人が亡くなってからデリバリーのピザを食べる機会がなくなってしまったので、子供も自分自身も5〜6年ぶりのドミノピザに感動してしまいました!普段自分が映る写真をあまり撮らないので、海外旅行気分で親子で写真を撮って頂けたのも嬉しかったです」
「終わった後は『また絶対に行きたい!』と帰り道でも話していました。特にオーストラリアブースでスタッフのお兄さんが最初に話しかけてくれて、サッカーの話もしてくれたことが嬉しかったようです。大きくなったらオーストラリアに行きたいと、夢がまた一つできたようです。」
「私が食べられないピザだったので、お兄さんが鮭のおにぎりを買ってきてくれました。今までそんなに優しくしてくれる人っていなかったのですぐ嬉しいきもちになりました。ありがとうございました。」
「習っている英語を使って外国の方に挨拶できたことが、自信につながったようです。今回の体験をきっかけに、もっと英語で話してみたいと思うようになったようです。」
「帰ってからも大事にシールや塗り絵を飾り、お菓子も少しずつ、国のブースを思い出しながら家で楽しむ時間ができました。なかなか世界のことを知ることも、教えてあげることも難しい部分があったので、子供の世界が広がったことが親としても嬉しかったです。」

主催企業からのメッセージ

今回のイベントを主催した3社から、本イベントに込めた想いをご紹介します。

パナリット株式会社 代表取締役 小川高子

たとえ小さなベンチャー企業であっても、規模にとらわれず、自分たちらしい形で社会貢献はできると信じています。昨年、ひとり親家庭の子どもたちが抱える夏休みの課題を知り、私たちにも何かできることがあるのではないかと考えたことが、「世界へのパスポート」の始まりでした。

2年目となる今年は、より多くの企業に趣旨に賛同いただき、それぞれの強みやアイデアを持ち寄って、一緒にイベントをつくることができました。昨年以上に多くのご家族に参加いただき、子どもたちに届けられる体験も広げられたことを、とても嬉しく思っています。

一社ではできることに限りがありますが、共感する企業が増え、それぞれの強みを持ち寄ることで、できることはもっと広がります。こうした優しい気持ちの輪が広がり、ベンチャー企業が本業以外でも社会に貢献する機会が増えていけば嬉しいです。

株式会社サンゲツ 古川祥 氏

親子の皆様の笑顔をこんなにもたくさん見れるイベントは初めてでした。
今回の機会をいただき、私をはじめ株式会社サンゲツ社員も幸せに満ちています。
共創空間としてオープンした日比谷PARCSという施設が皆様の夏休みの素敵な思い出の会場となり、あらためて感謝です。
来年も様々な国を一緒に旅行しましょう!!

LUCA ジャパン株式会社 シデナム慶子 氏

昨年、Panalyt代表の小川高子さんがこの企画をSNSに投稿されたのを見て、すぐに「これ、ぜひ参加したい!」と連絡したことを覚えています。今回LUCAジャパンの仲間たちと一緒に子どもたちと時間を過ごせたことを、本当に嬉しく思います。

私たちは成長途中のベンチャー企業ですが、投資運用サービスを提供する企業として、資産形成だけではなく、社会にどう還元していくかということも大切なテーマの一つだと考えています。会社としてそれを体現する機会を今回頂けたこと、とても嬉しく思っています。

そして何より今回、私たちが一番大切にしたかったのは、子どもたちに笑顔を届けること。世界にはさまざまな人や生き方、可能性があることを知り、「自分の可能性は無限なんだ」と感じてもらうことです。そんな思いで、社員一同参加しました。

これから子どもたちが夢を見つけ、その夢に向かって成長していく中で、今回の経験が何か一つでも心に残り、未来への小さなきっかけになってくれたら、こんなに嬉しいことはありません。

集合写真・交流の様子

おわりに

今年で2回目となった「世界へのパスポート」。

昨年の約2倍となる約40組のご家族を迎え、会場も広がり、参加する国も増えました。

一方で、このイベントで届けたいものは変わりません。

イベントの翌日、世界地図を開いて国の場所を探した子。

もらったお菓子を調べた子。

「大きくなったらオーストラリアに行きたい」と話した子。

そんな一つひとつの「もっと知りたい」「行ってみたい」が生まれたことを、私たちは嬉しく思っています。

特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむをはじめ、開催にあたりご協力いただいた企業の皆さま、そしてご参加いただいたご家族の皆さまに、心より感謝申し上げます。

「夏休みなんてなければいいのに」——そんな声が、いつか「夏休みが待ち遠しい!」に変わるように。

この夏の一日が、子どもたちの世界を少し広げ、次の「やってみたい」につながっていくことを願っています。